こんな方におすすめの本です。
例えられると楽しくなる

身の回りのものを例えられるようになると、日々の生活が楽しくなります。
表現のバリエーションが増える
この本を読んでから、文章を書いているときの意識が変わりました。「これ、何かに例えられないかな」って考えるようになったんですよね。
例えば皆さんだったら、目の前の物の「大きさ」を表現するとき、どんな文章を書きますか?
「非常に大きいです。」「少し大きめだったよ。」「結構小さかったな。」
正直、本を読む前の私はこのレベルでしたね…。
けど、例えるとどうでしょうか?
途端にサイズ感が鮮明になりましたよね?先ほどよりは、かなりまともになったかと。
こうやって表現の幅を広げることができるのが、例えるメリットです。
会話にユーモアを足せる
例えられると、会話にユーモアが生まれます。たとえば、何気ない友人との会話でも活躍してくれます。
まずは、よくある会話例からどうぞ。

この前、ゼミに遅刻したら教授からめっちゃ叱られてさ…。
これだとただのボヤきに聞こえてしまい、ネガティブな会話の流れになってしまうかも。こういうときは、たとえを使ってユーモアを加えましょう。

この前、ゼミに遅刻したらサザエさんの波平ぐらいの大声で叱られてさ…。
実際面白いかはさておき、会話にユーモアが加わったのはたしかですよね。聞いている側も安心して笑うことができます。
わかりやすく伝えられる
例えることができれば、微妙な見た目の違いも相手に伝えることが可能です。
例として、「丸さ」をいくつか例えてみます。
同じ「丸い」を形容しているのに、伝わるニュアンスが若干変わりませんか?
サッカーボールだと小学生がけり合っている風景が浮かびますし、ドラえもんだとなんだか柔らかさが伝わってきます。メロンパンなら甘い感じがしますよね。
例えることで、相手にどんな印象を持ってほしいのかを、ある程度コントロールできます。マジで優秀です。
例える技術はどこでも使用可能

例える技術は、色々な状況で利用可能です。例えば、こんな状況でも使えます。
文章で使用可能なのはもちろんのこと、面接でも使用できます。

君をモノにたとえると?

自分、潤滑油っす!
採用されるといいですね。
具体的に例える方法2パターン

じゃあ、一体どんな風に例えればいいのかを少しだけ解説します。
①実体のあるものは色、形、動き、人物から探そう
目で見ることができるものは、同じく実体があるものの特徴から例えるのが簡単です。
なんとなく想像つきましたかね?
困ったら、色、形、動き、人物から例えを生み出せないか考えてみてください。
②「感情」は経験と想像力から例えてみよう
感情は目に見えません。だから、目に見える特徴から例えるのは困難です。
こういうときは自分の経験や想像力を駆使して、例えてみましょう
嬉しさ(経験):信号に引っかからずに通勤できたときのように嬉しい
これはちょっとしたラッキー感が伝わってきますよね。実際に経験したある人も多そうです。
嬉しさ(想像力):クラスのマドンナに告白されるぐらい嬉しい
こんなこと実際にはありえませんが、絶対に嬉しいに決まってますよね。
とまあ、感情はこんな感じで考えていくと簡単です。
【まとめ】例える技術は汎用性高いからみんな使おう

それでは今回のまとめです。
実体のあるものを例える方法色、形、動き、人物から探してみる
感情など目に見えないもの例える方法経験と想像力で例える
例えられると表現の幅が広がって、文章を書くのがわりと楽しくなります。
本書では、他にもいろいろな方法で例える方法を解説しているので、気になる方はぜひ手に取ってみてはどうでしょうか。
それでは今回は以上です。読んでくれてありがとう!
・今回紹介した本
>>たとえる技術