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『テイルズ オブ ヴェスペリアREMASTER』ゲームレビュー・評価

ゲーム

評価

7.5/10

なきむし
なきむし

安定したストーリーとゲームバランスで最後まで安心して遊ぶことができました。

『テイルズ オブ ヴェスペリア』とは?

概要

ジャンルRPG
機種PS4,switch,Xbox one,Steam
発売年2019年
販売元バンダイナムコエンターテインメント

どんなゲーム?

「テイルズオブ」シリーズの第10作目にあたる本作。テイルズシリーズは「○○なRPG」を毎回テーマに設定していますが、本作のテーマは「正義を貫き通すRPG」。シナリオは基本的に一本道で、王道RPGといった感じです。

あらすじ

古代の技術で生み出された魔導器(ブラスティア)による恩恵を受けている世界テルカ・リュミレースが舞台。

冒険に飛び出した主人公ユーリは、ブラスティアを悪用して世界を手中に収めようとしている者の存在に気付きます。ユーリと仲間たちは冒険を進めていく中で、世界の存続に関わる重大な事実と直面することに。

世界を選ぶのか、それとも己の正義を信じるのか?正義を貫き通すRPGにふさわしいシナリオとなっています。

良い点

生き生きと動くキャラ

カロル先生↑

テイルズはキャラゲーで有名ですが、本作でもキャラがちゃんと生きていてよかったです。

特にお気に入りはカロル先生。このゲームの成長枠ですね。

最初は頼りない感じですけど、後半からしっかり自分の意思で行動しています。あと一番の常識人キャラですね。コイツがいなかったらパーティはただの自己中なやつの集まりになってしまう。弱いけれども敵に立ち向かっていくところがプレイヤー側としては1番共感できるし、親近感が湧きますね。

そういう意味で、カロルはお気に入りのキャラです。ぜひ、カロル先生に注目しながらプレイしてみてください。

なきむし
なきむし

かっけーんすよ…ぴかぴか光るカロル先生…!

安定したストーリーで安心できる

ストーリーは終始安定していましたね。特に奇抜な展開というわけでもないですが、プレイしている側としてはとても安心できました。

何が評価が高いかというと、しっかりとストーリーに高低差があったことですかね。表面上は順調に進んでいるように見えるんだけど、実はジワジワと影が迫っているという感じ。そしてパーティがだんだん離れていく過程。

上記がちゃんと描いてあったのでストーリーの評価はそこそこ高いです。キャラがただ仲良く談笑しているだけのストーリーなんてつまらないですしね。

また、キャラの行動の動機に一貫性があったのも評価が高い理由です。

「なんでこのキャラこんなことしてるの?」に対して、ちゃんとキャラの性格や背景みたいなので説明があったので、共感もしやすかったです。「このキャラだったら確かにこんな行動しそうだな」がしっかり描かれているのが、本作のストーリーの良い点です。

イマイチな点

ザコ敵との戦闘に飽きてくる

本作の戦闘が飽きてくる理由は2点あります。

1点目は、ザコ敵との戦闘を回避しにくいことです。テイルズはシリーズを通してシンボルエンカウントを採用していますが、本作は敵が全然かわせない。通路を敵がふさいでいたり、ギミックを動かすたびに敵が復活したり…。

ギミックを動かすたびに敵が復活するの本当にダルかったですね。パズル解いているときに敵と戦闘になるので、パズルが全然解けない!いろいろ試行錯誤しながら解いているのに、毎回戦闘が始まってしまうので「ああ!ジャマするんじゃねえ!」と吠えたくなります。さっさと先に進みたいのに敵がジャマをして進めないもどかしさは、戦闘に飽きてくる1つの理由になっています。

2点目は、スキルを習得するのに何回も敵と戦闘をしなくてはならないことです。本作はLP(ラーニングポイント)というシステムを採用しており、何回も戦闘をこなしLPゲージをマックスにすることで、武器についているスキルを習得することができます。つまり、同じ武器をつけたまま何回も戦闘を行わないとスキルが習得できないんですよね。

スキルがなければただ通常攻撃で敵を殴り続ける単調なゲームになってしまいますし、スキル習得は必須みたいなものです。それなのに、何回も戦闘をしないとスキルがゲットできないのは少し不便でしたね。同じ装備を使い続けないとLPがたまらないので、装備を変更することができないですし。

スキル習得をしてからが本作の戦闘の面白いところなので、そのための準備がややめんどくさいのが残念なポイントでした。

”ダンジョンから帰るまで”がクエスト

本作のゲームのテンポを悪くしている要素の1つとして、ダンジョンからすぐに帰還できないことです。いわゆる「帰るまでが遠足ですよ」ってやつ。

この仕様のせいでダンジョンのボスを倒しても、来た道を戻って入口から出なくてはいけません。しかも、帰り道には特にイベントがないこともしばしば。これだったら、さっさと外まで連れ出してくれてもいいんじゃない?と思ってしまいます。

また、この仕様の最大の欠点は、ダンジョン攻略途中でのアイテム補充がめんどくさいという点です。ダンジョンを攻略していて、回復アイテムが尽きたり、武器の交換がしたくなったりした経験はみなさんあると思います。そんなときにダンジョンからすぐに抜け出せたら最高ですよね。

しかし、本作はそれができないのです。

ダンジョンからすぐに抜け出すための魔法やアイテムがないので、己の足で入口まで戻ります。戻る途中で全滅なんてしたらもう…涙で顔がグショグショです。僕は何回かグショグショになりました。

なきむし
なきむし

この仕様のせいでテンポがすげー悪くなってると思うんだ。

まとめ・総評

本作はテイルズシリーズの中でも、高い評価を受けている作品の1つです。実際、キャラが生き生きしていてスキットも結構楽しめました。終始安定したストーリーなので、評価が高いのも納得です。

しかし、システム面で改善すべき点があるのは事実。本作はリマスターなので、ダンジョンから即帰還できるアイテムぐらいは追加してもよかったんじゃないかな、と思ってしまいますね。まあでも、それを抜きにしても結構楽しめた作品でしたので僕的には満足です。PS5でできるテイルズシリーズは一通りやっておきたいな。

なきむし
なきむし

「テイルズは知ってるけどやったことがない」って人はぜひプレイしてみてください。

今回は以上です。読んでくれてありがとう!

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