うっし!高校卒業したし、教科書捨てるぜ!
はあ~スッキリするわ~!
ちょっと待ってください皆さん。高校の教科書で「これだけ」は捨ててはいけないものが存在するのです。
それは英単語帳です。
もしかして現在みなさんはこんな状況ですか?
- 高校を卒業するので教科書を捨てようと考えている
- 大学生だけど大掃除するから全部捨てようと思っている
お願いですから、英単語帳だけは捨てないでください。
残りは全部捨てちゃいましょう。
僕は現在、大学1年生なのですが、「高校の英単語帳を捨てなくてよかった~!」って思ってます。
なぜなら、大学でもバリバリ活躍してくれる優等生だからなんです。
英単捨てないのは英断ってことやね(お茶の間ドカン)
今回は英単語帳を捨てるべきでない3つの理由を解説します。
後半には、新大学生に向けて「今からやっておくと周りに差をつけられる英語の勉強」を紹介します。気になる方は、ぜひ最後まで読んでいただきたいです。
それじゃあレッツゴー!
英単語帳は捨てるな!3つの理由
もう一度言いますが、英単語帳は捨てちゃダメです。それには3つの理由があるからなのです。
ひとつひとつ見ていきましょう。
大学では英語が必修だから
大学では文理問わず英語が必修です。(違ったらすみません)
高校生の方へ
必修というのは、大学で必ず受けなければならない講義です。受けないと卒業できません。
英語の学習は高校で終わりではないということです。
しかし、大学での英語学習は高校レベルの英単語が頭に入ってれば、楽々単位が取れちゃいます。
大学で用いる教科書は、高校英語の文法や単語が頻出します。英単語に関しては、新出単語より高校英語で習ったものの割合が多いという印象です。
英単語帳でコツコツ勉強さえしていれば、講義で毎回わからない単語を調べ直す必要がないため、学習効率がグッと上がります。
まあぶっちゃけ、単位取るだけならこんなに頑張らなくても大丈夫。
次からの理由が本命。
TOEICは高校レベルの単語を知っている前提だから
高校の英単語帳はTOEIC学習を始める学び直しのために必要になります。
大学入学後にTOEICを受けるつもりだという高校生の方は多いと思います。
このTOEICですが、高校レベルの英単語が身についていることが前提だと知っていましたか?
就職の際に、履歴書にTOEICの点数を書くことができるのは600点からだといわれています。
この600点のボーダーですが、高校卒業レベルだとCEFRという指標から推測できます。
CEFRとは
ヨーロッパ言語共通参照枠(Common European Framework of Reference for Languages)の略。
外国語の熟練度を同一の基準で測ることができる国際基準のこと。A1~C2の6段階のレベルがあり、C2が最も熟練度が高いとされる。TOEIC600点と英検2級はB1のレベルに値する。
英検2級の対象者が高校卒業を目安にしているため、TOEIC600点もおおよそ同じだと考えられる。
https://www.eiken.or.jp/cse/#top
https://www.iibc-global.org/toeic/official_data/toeic_cefr.html
https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/about/
有名なTOEIC学習の英単語帳「出る単特急 金のフレーズ」では対象者をこのように定めています。
本書の想定読者は、TOEIC500点以上のレベルです。
出る単特急金のフレーズ
こちらは500点をボーダーとしておりますが、いずれも高校程度の知識を求められることは確かです。
つまり、TOEIC学習に取り組もうとした際に、高校レベルの知識がなければ、学び直しをする必要があるのです。
高校時代の英単語帳があれば買い直さなくてイイわけです。
日常英会話では高校レベルの単語力が必要だから
日常英会話において、言いたいことを伝えるために必要な語彙力は、大体3000語ほどらしいです。(諸説あります)
中学、高校で合わせて3000語ほど学習するので、高校卒業レベルの語彙力があれば最低限の会話はこなせるというわけです。
それを痛感したエピソードがあるのでどうぞ。
最近オンライン英会話を始めました。そのときに講師の方から「assume」という単語が入った疑問文が送られてきました。
僕はずっとそのassumeに引っかかって、結局文章の意味を理解することなく笑ってごまかしていました。
ちなみにassumeの意味はこちらです。
assume
を当然のことと思う、~と仮定する
今思い直すと、「あなたがこんな状況だと仮定して~」みたいな意味の文章だったかなと考えております。
簡単な熟語もわからなくて、講師の方をかなり困らせました(笑)
気になって、高校のころ使ってた「ターゲット1900」をパラパラしたら236番にありました、assumeが。
高校時代の英単語帳は、英会話を始める人にとって必須なのです。だから捨てないでください。
この事実に気付いてから、英単語帳をめくる日々が続いております。
新大学生が今からやるべき英語の勉強とは?
わかった、英単語帳は捨てないでおいてやるよ。
だけどよ、オレはTOEICも英会話も始める気は全くないぜ?
ここまで読んだ方は、おそらく英単語帳を捨てるのをやめてくれたのでしょう。
しかし、中にはTOEICも英会話も始めるつもりがない人もいると思います。
そのような方々も含め、3パターンの学習タイプを考えてみました。
- 英会話を始めたい人
- TOEIC学習を始めたい人
- TOEICも英会話も始めるつもりがない人
ひとつひとつ見ていきましょう。
英会話を始めたい人
英会話を始めたい新大学生はがやるべきことは中学の英文法の復習と高校英単語の習得です。
この結論に至った僕の経験談をどうぞ。
僕の大学は英語学習を推進するためのサロンみたいな空間があります。英会話を始めたかった僕はそこへアドバイスをもらいにいきました。
アドバイザーが僕にした助言というのはこれです。
「中学英文法を学び直して、オンライン英会話を始めなさい」
え?中学から学び直せだって?と僕はそのとき感じました。
正直、半信半疑だった僕はぶっつけでオンライン英会話を始めましたが、結果は惨敗。
アドバイザーが言いたかったことがよく理解できました。僕には、語彙と基礎文法の理解が圧倒的に足りていませんでした。
そして現在、僕は中学の英文法と高校英単語の学び直しの真っ最中なわけです。トホホ……
僕の経験からいえるのは、英会話を始めたい人はまずは学び直しから始める必要があるということです。
私は現在、こちらのテキストと英単語帳を使って学び直しをしています。よかったら一緒に始めませんか?テキストはアドバイザーのおすすめです。
TOEIC学習を始めたい人
TOEIC学習を始めたい人には、高校英単語の学び直しをおすすめします。
なぜなら、僕自身、高校レベルの英語ができなくてTOEICの学習を挫折しているからなのです。
有名なTOEIC学習の単語帳として「出る単特急 金のフレーズ」という英語中級者向けの英単語帳があるのですが、これが非常に難しい。
金のフレーズの例題で使われている英単語が理解できないわけですから、学習効率がとても悪かったのです。おかげで無事、挫折することができました。
僕の失敗した経験からお伝えできることは、高校英単語がすらすらわかるレベルまで持っていくべきだということです。
高校英単語の学び直しをおすすめする理由はここにあります。
金のフレーズは家に眠っています。
TOEICも英会話も始めるつもりがない人
中には、TOEICも英会話もする気がないという方もいるでしょう。
そんな方は無理して今から英語学習を始める必要はないと思います。
なぜなら、目的もなくやる勉強ってめっちゃ苦痛だからです。みなさんも経験あると思います。
確かに、いくら英語がこの先重要だといわれているからって、それだけではモチベーションにはなりませんよね。
上記の方はこのような目的が見つかってから英語学習を始めてはいかがでしょうか。
- 好きな業界に就職するためにTOEICの点数が必要になると知ったとき
- 海外旅行で外国人とコミュニケーションがとりたい
- 将来、海外で生活したくなった
例えばこのような目的が考えられます。
むしろ、このような動機もなく英語学習を続けるのは、苦痛だし、挫折しちゃいますよ。
目的が見つかるまでは自分の好きなことに取り組んでみてはいかがでしょうか。
大学生活で、英語以外にやりたいことが見つかるかもしれませんしね。ちなみに、大学生のおすすめの趣味も他の記事で紹介しているので気になる方はぜひどうぞ。
⇒https://nakimushi-blog.com/daigakusei-hobby8/
特に学習目的がないなら無理してやらなくてOK
ただし、自分が好きなことに全力で取り組もう。
まとめ:高校の英単語帳は捨てずに保管すべし!
今回は高校の英単語帳を捨てるべきでない3つの理由をご紹介しました。
これから英語を勉強する予定の人も、そうでない人も、ぜひ捨てずに保管していただきたいです。
今回は以上です。読んでくれてありがとう!