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【文系大学生向け】レポートの書き方をやさしく解説【いきなり書くな】

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文系大学生
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文系大学生です。
講義でレポートを出されたんだけど、どこから手をつければいいのかわからないです。
考えてばかりで一向に手が進みません。
レポートを書く流れを教えてほしいです。

このような悩みを解決していきます。

 本記事の内容

  • レポートを書く流れ
  • 序論、本論、結論の具体的な書き方
  • レポートを書くときの注意点

この記事を書いている私は文系大学生です。週一で講義の小レポートを書きつつ、ブログ記事を執筆しています。日ごろからわりと文章を書いている方かなと。

文系大学生が書くレポート大きく2種類あります。

  • ○○とは何か説明せよ系
  • 自身の意見を述べよ系

今回は、下の「意見を述べよ系」について解説をしていきます。

意見を述べる系で大切なのは、情報収集と本論の型です。

ここがおざなりになっていると、レポート全体が何をいいたいのかわからなくなってしまいます。

本記事では、具体例を入れつつ、書き方を圧倒的にやさしく解説していくので安心してください。

それでは早速いきましょう(^^)/

レポートを書くまでの3ステップ

レポートはこの順番で書いていかないと崩壊するので、飛ばさずに見ていただきたいです。

  1. 情報収集
  2. 構成を理解する
  3. 実際に書く

①情報収集

情報集はレポートを書くうえで、最も大切といっても過言ではありません。

 情報収集が大切な理由

  • 問題の背景がわからないから
  • 主張するための材料がないから
  • 説得力に欠ける文章になるから

たとえば、「しっかり寝ないとダメよ!」と母親にいわれても「うっせえ!」となりますよね。

しかし、「睡眠不足になると、記憶力と判断力が落ちて明日のテストに影響するわよ。実際、オクスフォード大学の研究によるとね・・・」

みたいなこと言われたら「お、おう。じゃあ寝ようかな」となるはず。

主張を支えるものがなければ説得力のある文章はできないんですね。

だから情報収集はめちゃ大事です。

②構成を理解する

有名な話ですが、レポートの構成は4つあります。

序論、本論、結論、あと参考文献ですね。

  • 序論:問題背景、現状の説明
  • 本論:レポートの中身の部分。最重要
  • 結論:自分の主張のおさらい
  • 参考文献:引用した文献を正しく記述する

この構成を理解してからレポートを書くとスムーズです。

 構成を理解するメリット2つ

  • 集めた情報がどこに当てはまるかわかる
  • 文章が論理的に書ける

上記の通りですね。

たとえば、「長時間労働の過労により死者が出た」という情報があるとします。

構成を理解しておけば、「あ、この情報は長時間労働の現状を伝えるのに使えそうだな」と考えられるはず。

構成を頭に入れておくだけで情報の使い方が変わってきますよ。

③実際に書く

情報収集とレポート構成を理解したら、やっと書き始めていきます。

「うわ、めんどくさい・・・」と思うかもしれませんが、準備せずに書き始めるより近道だったりします。

特に、情報収集には気合を入れるようにしてくださいね。

【例文付き】各構成の具体的な書き方を解説

先ほど紹介した「序論、本論、結論、参考文献」を具体例付きで解説です。

①序論

序論で書くことは次のとおりです。

  • 概念の簡単な説明
  • 問題の背景
  • 現状
  • 本論で何を主張するのか説明

では、具体例として「日本で長時間労働が進行している原因について自分の意見を述べよ」という課題で、序論をかいてみます。

 序論の具体例

(背景)
近年、日本において長時間労働の問題はより深刻なものとなっている。

(現状)
長時間労働による生産性の低下をはじめ、過労死といった社会問題にまで発展をしている。それにもかかわらず、日本おける長時間労働の問題は、増加の一途をたどっている。

(本論の説明)
本レポートでは、日本の長時間労働が進行している要因について検討していく。

概念の説明は、「単語が難しいから説明が必要だな」というときだけで大丈夫です。

例えば、「なぜ政治家の天下りが問題なのか、意見を述べなさい」という課題だったら、天下りの説明を初めにした方がよさそうですよね。

単語が難しくないなら、説明する必要はなしかなと。

②本論

本論を書くうえで重要なのは「主張、理由、根拠、再主張」の型です。

この形はめっちゃ便利だから必ず覚えていってください。

「PREP法」ともいわれるのですが、この形で書くだけでなぜか説得力のある文章に仕上がってしまうという神文法。

とはいえ、具体例を見たほうが早いと思うので、こちらをどうぞ。

 具体例:本論

  • 主張:長時間労働が進行している要因は、日本企業の社内文化にあると考える
  • 理由:なぜなら、日本の社内文化には長時間労働を美徳とする価値観が浸透しているからだ。
  • 根拠:実際、なきむし労働省の調査によると、長時間働くことが素晴らしいと考える人の割合は9割にのぼる
  • 再主張:以上から、長時間労働が進行している要因は、日本企業の社内文化にあると考える。

「なんかそれっぽい!」と思いませんか?

データを多く持ってきて、さらに補強すれば説得力のある文章に近づきます。

 PREP法で文章量を増やすコツ

PREP法を使えば文章量も自由自在です。

なぜなら、主張、理由、根拠のどれかを増やせばいいからですね。

 主張を増やすパターン

 理由と根拠を増やすパターン

神文法である理由がわかっていただけたかと・・・。

③結論

結論でやることはレポートで述べた主張のおさらいをすることです。

書く内容は大まかに次の3つかなと。

  • レポートのテーマの復唱
  • 自分の結論おさらい
  • 展望

 具体例:結論

(テーマの復唱)
本レポートでは、長時間労働が進行している要因について検討した。

(自分の結論)
日本の社内文化には長時間労働を美徳する価値観があり、それが長時間労働をもたらしているのではないかと考察を行った。

(展望)
日本企業の社内文化の変革が早急に求められるだろう。 

この構成をそのままパクッてください(^^)/

④参考文献

参考文献の書き方は教授によって変わります。

特に指定がないなら下記のサイトを参考にしてください。

参考文献の書き方

とはいえ、「見るのがめんどくさい・・・」という方のために、一部だけまとめておきました。

 単行本

著者名. 書名. 版表示, 出版地, 出版者, 出版年, 総ページ数.

科学技術振興機構.“参考文献の役割と書き方”.科学技術情報流通技術基準.https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/12003258/jipsti.jst.go.jp/sist/pdf/SIST_booklet2011.pdf.(参照 2025-01-22).

<例>
久保克行.経営学のための統計学・データ分析,東洋経済新報社,2021年,300p.

 ウェブサイト

著者名. “ウェブページの題名”. ウェブサイトの名称. 入手先, (入手日付).

同上

<例>
なきむし.“【簡単】感想レポートの書き方を4ステップで解説【大学生は必見】”.なきむしブログ.https://nakimushi-blog.com/daigaku-life20250121/,(参照 2025-01-22).

 雑誌中の論文

著者名. 論文名. 誌名. 出版年, 巻数, 号数, はじめのページおわりのページ.

同上

<例>
田尾雅夫.仕事の特性とワークモチヴェーション.実験社会心理学研究,1978年,Vol.18,No.1,p.1-9. 

レポートを書く時の注意点2つ

  1. 引用元はしっかり書こう
  2. 文体は「だ・である」を使う

引用元はしっかり書こう

引用元を書かないレポートは剽窃と同じです。

剽窃とは、他人の創作物を無断で丸パクリすること。

これは冗談抜きで、単位もらえなかったり、訴訟案件になりますので気をつけましょう。

文体は「だ・である」を使う

文体には大きく2つあります。

「です・ます」調の敬体と「だ・である」調の常体ですね。

レポートでは、特に指示がないなら、常体が基本です。

たまに敬体と常体がまざった文章を書いちゃう人もいるので、常体で統一しましょう

【まとめ】レポートは書くまでの準備が重要

今回のまとめです。

 レポートを書くまでの3つの流れ

  1. 情報収集
  2. 構成を理解する
  3. 実際に書く

 本論は「主張、理由、根拠、再主張」が大切

  • PREP法ともいわれる
  • 文章量を増やすなら、主張・理由・根拠のどれかを増やす

 レポートを書く時の注意点2つ

  1. 引用元はしっかり書こう
  2. 文体は「だ・である」を使う

情報収集と構成でレポートは8割決まります

PREP法は圧倒的に便利なので、ぜひ覚えていってください。

なお、「レポートを書いたけど自信がない・・・」という方は、XでDMをくれれば感想をいいますよ。(もちろん、お金はとりません。ここまで読んでいただいたお礼です。)

私は文系なので、専門的な内容以外で頼みます(笑)

それでは今回は以上です。読んでくれてありがとう!

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