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【簡単】感想レポートの書き方を4ステップで解説【大学生は必見】

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大学で講義の感想レポートを書く課題が出ました。
でもどこから書き始めればいいかわかりません。
いつも書いている途中で文章がごちゃごちゃになってしまいます。
感想レポートをきれいに書くための方法を教えてください。

このような悩みを解決していきます。

 本記事の内容

  • 感想レポートの構成
  • 感想レポートを書くための3ステップ
  • 文章量を増やす2つの方法
  • レポート作成の4つのコツ

この記事を書いている私は現役の大学生です。ブログで記事を書き続けていることもあり、文章を書くことには自信があります。

もしかして、みなさんが書きたいものは、講義が終わったあとの「リアクションペーパー」のことですかね?

  • 今日の講義を受けた感想
  • 外部講師の講演を見た感想

上記の内容を書きたいのであれば、この記事にお任せあれ。

感想レポートを書くためには、構成と順序が大切です。

これを怠ると、文章に論理性がなくなり、何を書いているかわからないレポートになってしまいます。

本記事では、感想レポートに重要な構成と作成ステップをやさしく解説。

後半には、文章量を増やすためのコツも紹介していますので、最後まで見ていってください。

感想レポートの構成は5つ

構成は次の通りです。

  1. 講義の概要
  2. 主張(印象に残ったこと)
  3. 理由
  4. 具体例
  5. 今後の意気込み

①講義の概要

ここは一般的なレポートでいうと、「はじめに」に当たるものです。
ここで書くことは2つ。

  1. 学んだこと
  2. 講義全体のおさらい

概要に関して、私が使っているテンプレがあるので共有します。

 概要のテンプレ

「今回の講義では、○○について学びました(1)。
○○の基本的な概念だけでなく、それを実際に応用する方法についても知識を得ることができました(2)。」

 1.学んだこと

文章の冒頭で、「○○について学ぶことができた」と言い切ります。

たとえば、下記のような感じです。

  • 「行動力の大切さについて学んだ」
  • 「全体を俯瞰することの重要性について学んだ」

この「○○」に講義で学んだことをお好みで入れてください。

 2.講義全体のおさらい

講義全体のおさらいは、少し経験が必要です。

とはいえ、テンプレを編み出したので、下記のうちのどれかに当てはめればOK。

  • ○○のみならず、△△を考えるきっかけとなった。
  • ○○について深い理解を得ることができました。

上記の1.2を組み合わせた例文はこちらです。

 概要の例文

  • 「今回の講義ではマーケティングの基本的な理論について学ぶことができました。
    商品の差別化戦略やターゲット設定の具体的な方法についても知識を得ることができました。」
  • 「今回の講義では国際経営の戦略について学ぶことができました。
    基本的な戦略のみならず、文化的差異を活かした経営手法についても知識を得ることができました。」

このテンプレどおりに書き始めれば、導入で悩むことはないはず。

②主張(印象に残ったこと)

ここでは講義で特に印象に残ったことを書きます。

ちなみに主張は超重要です。感想を書くうえで、一番土台となる部分だからですね。

ここがあやふやだと、そこから先の文章は必ず崩れます。

書き方は次のとおり。

  • 特に印象に残ったことは○○です。
  • 特に印象的だったのは、○○だということです。

大切なのは、「○○が印象的だった」と言い切ること。

これが最もカンタンですし、読み手もわかりやすいです。

③理由

先ほどの主張の理由を書いていきます。

「なぜ印象的だったのか?」を書いていくわけです。

  • 主張:特に印象的だったのは、行動力が何よりも勝るというお話です
  • 理由:なぜなら、私は行動よりも先に考え込んでしまうからです。

「なぜなら、~~からです。」もしくは、「理由は、~~からです。」という書き方がいいですね。

この文章は理由を表しているとわかる単語を入れてください。

④具体例

この具体例には、主張を補強する役割があります。

この具体例のパートは自由度が高めなので、感想文を面白くするならここですね。

入れる内容としては下記の3パターンあるかなと。

  • たとえ話
  • 自身の経験 ←オススメ
  • 歴史の実例

 パターン1:たとえ話

  • 主張:特に印象的だったのは、行動力が何よりも勝るというお話です
  • 理由:なぜなら、私は行動よりも先に考え込んでしまうからです。
  • 具体例:例えば、泳ぎ方を頭でいくら学んでも、実際に水に飛び込まなければ泳げるようにはなりません。
    私も同じように、考えるだけではなく、一歩踏み出すことが重要だと感じました。

 パターン2:自身の経験

  • 主張:特に印象的だったのは、行動力が何よりも勝るというお話です
  • 理由:なぜなら、私は行動よりも先に考え込んでしまうからです。
  • 具体例:実際に、以前私は新しいバイトを始めるか悩んでいた際、失敗を恐れてなかなか応募できませんでした。

 パターン3:歴史の事実

  • 主張:特に印象的だったのは、行動力が何よりも勝るというお話です
  • 理由:なぜなら、私は行動よりも先に考え込んでしまうからです。
  • 具体例:歴史的にも、エジソンは発明のために「1%のひらめきと99%の努力」が必要だと語っています。

今回は無理やりひねり出しましたが、講義の感想なら「自身の経験」が一番使いやすいと思います。

状況によって使いわけてください。

また、「自身の経験+たとえ話」みたいに組み合わせると、内容が充実するのでオススメ。

⑤今後の意気込み

これは締めの文章ですね。

学んだ知識をこれから活用していく、という内容を書けば十分だと思います。

  • この講義で学んだことを今後の学生生活に活かしていきたい。
  • 今後の学生生活では、考えるよりも行動することを心がけていきたい。

このパートはそこまで重要ではないので、さらっとでOK

感想レポートを書くための4ステップ

ここまでの説明で構成についてはかなり理解できたはず。

ここからは具体的な手順を解説します。

  • 印象に残ったことを書き出す
  • 理由を説明できそうなものを選択して書く
  • 具体例で肉付け
  • 実際にレポートを書いていく

①印象に残ったことを書き出す

まず、講義を受けて印象に残ったことをひたすら書き出します。

これは主張を探すために必要なステップです。「主張のタネ」とも言えるかも。

とにかくたくさん、思いつく限りなんでもいいので書き出すのがコツ。

今回は例として、「ヒカキンのYouTuber講座」を見た感想レポートを書いていこうと思います。

なきむし
なきむし

めんどくさいと思うかもしれませんが、頭で考えるよりも近道だったりします

②理由を説明できそうなものを選択して書く

先ほどひたすら挙げた「主張のタネ」があると思います。

その中から、「これだったら理由を書けそうかな」というものを選びましょう。

今回は「視聴者第一」という主張で理由を書いてみます。

  • 印象的だったもの:ヒカキンが視聴者を第一に考えて動画作成を行っているという話。
  • 理由:自分は今まで、視聴者目線で動画作成をしてこなかったから

理由が書けました。次は具体例で補強するステップです。

③具体例で肉付け

主張と理由が完成したので、具体例で補強していきます。

今回は、自身の経験をベースに具体例を固めていきます。

  • 印象的だったもの:ヒカキンが視聴者を第一に考えて動画作成を行っているという話。
  • 理由:自分は今まで、視聴者目線で動画作成をしてこなかったから
  • 具体例:ヒカキンは視聴者の興味に沿った動画制作を徹底している。一方、私は自身の趣向を優先していた。

具体例を語るときは、上記のように講演者との比較がオススメ。

「講演者はすごい考え方を持っているけど、自分はそんな考え方ができていなかった」という感じ。

相手に花を持たせるように書くと、「講演でちゃんと学びました感」がアピールできます。

④実際にレポートを書いていく

ここまでのステップを踏んで、やっと実際に書いていきます。

長いと思ったかもしれませんが、文章を書きながら悩むよりもこっちの方が効率的だったりします。

先ほどのステップを組み合わせて、文章を書いてみるとこんな感じです。

例:ヒカキンのYouTuber講座を見た感想レポート

<講義の概要>
今回の講義では、ユーチューバーとして活躍していくために大切な心構えを学ぶことができました。
視聴者の興味をひきつけるための動画の工夫について、深い学びを得ることができました。

<主張(印象に残ったこと)>
特に印象的だったことは、ヒカキンさんが視聴者を第一に考えて動画作成を行っているというお話です。

<理由>
なぜなら、私は今まで、視聴者目線で動画作成をできていなかったらからです。

<具体例>
ヒカキンさんはユーチューブでのトレンドを理解し、視聴者の興味や関心に沿った動画作成を徹底していました。
一方で、私は自身の趣向やテーマを優先し、視聴者が本当に求めている動画を作成することができていなかったと感じます。

視聴者目線での動画作成が、ユーチューバーとして活躍するための重要な要因であることを学ぶことができました。

<今後の意気込み>
この経験をもとに、次回からは視聴者に満足してもらえるテーマを取り上げ、動画作成を行っていきたいです。

なんかそれっぽい文章になりましたよね。

書いていく順番は、「講義の概要」からでOKだと思います。

上から順番に書いていくという流れで問題なしです。

とにかく意識してほしいことは、「主張・理由・具体例」。この3つです。

特に「主張」はわりと心をこめてやってください。のちの文章すべてに影響を与えますから。

文章量を増やすテクニック2つ

「レポートの字数を増やしたい・・・」という人もいると思うので、テクニックを2つ紹介します。

  1. 冗長な表現で書く
  2. 主張、理由、具体例を増やす

①冗長な表現で書く

小賢しいテクニックにはなりますが、短くできる文章をあえて長くする方法です。

たとえば、こんな感じの表現を考えてみました。

  • 今回の講義では→今回の○○様の講義では
  • 重要です→非常に重要だと考えた
  • ○○に影響を与える→○○に大きな影響を与える要因となる

うーん、小賢しいですね。

とはいえ、稼げても数文字だし、しかも読みづらいのでメリットは少ないかも。

次に紹介する方法がおすすめです。

②主張・理由・具体例を増やす

「主張、理由、具体例」の構成はマジでチート級です。

文章量を変幻自在に増やすことができるからですね。

たとえば、主張を増やすと、そのぶん理由と具体例を書くことになります。

 実例:主張を2つに増やす

  • 印象に残ったもの1:ヒカキンは視聴者を第一に考える
  • 印象に残ったもの2:インプットを増やすために読書をする
  • 理由1:自分は視聴者目線ではなかったから
  • 理由2:自分は知識を増やす努力をしていなかったから

具体例は省きますが、なんとなく意味がわかってきたはず。

理由と具体例を増やすどうなるかというと、主張を補強する要素が多くなります。

 実例:具体例を2つに増やす

  • 印象に残ったもの:ヒカキンは視聴者を第一に考える
  • 理由:自分は視聴者目線ではなかったから
  • 具体例1:私は自身の趣向を優先していた
  • 具体例2:実際、T型フォードが売れなくなった理由は、顧客ニーズに合ったものを提供できなくなったからと言われている。

上記は、歴史の事実と自身の経験を絡めた具体例です。

(T型フォードという車は、時代の流れを無視して同じような車を生産し続けた結果、とうとう競合に抜かれてしまいました。)

こんな感じで、「主張・理由・具体例」のどれかを増やすのが最高です。

感想レポートの書き方4つのコツ

レポートの完成度を上げるコツを解説します。

  • 書く前に構成を決める
  • 講義の概要は短縮できる
  • 言い換え表現をさがそう
  • 文体は困ったら常体にしよう

1.書く前に構成を決める

構成を決めずに書き始めると、どこかで詰まります。

理由は、主張がぐらついてしまうからですね。

めっちゃ繰り返しでウザいと思いますが、「主張、理由、具体例」は最初に考えておくと楽ちんです。

2.「講義の概要」は短縮できる

レポートの字数にもよりますが、「講義の概要」は短くしてもOKです。

 講義の概要:ノーマル

今回の講義では、ユーチューバーとして活躍していくために大切な心構えを学ぶことができました。
視聴者の興味をひきつけるための動画の工夫について、深い学びをえることができました。

特に印象的だったことは、ヒカキンさんが視聴者を第一に考えて動画作成を行っているというお話です。

 講義の概要:短縮バージョン

今回の講義では、ユーチューバーとして活躍していくために大切な心構えを学ぶことができました。

特に印象的だったことは、ヒカキンさんが視聴者を第一に考えて動画作成を行っているというお話です。

そんなに違和感はないかと。

字数制限が少ないならこっちでもいいと思います。

3.言い換え表現をさがそう

学生のレポートでありがちなのは、同じ表現を使いまわすことです。

お恥ずかしながら、私はずっと「衝撃を受けました」ばっかり使っていました。

衝撃を受けすぎて体が粉々になるレベルです。

言い換え表現のさがし方は超カンタンでして、「○○ 言い換え」と検索するだけです。

実際に、「衝撃を受ける 言い換え」の検索結果はこんな感じでした。

  • 感銘を受ける
  • 胸を打たれる
  • 驚きを隠せない

同じ言い回しばっかり使っていた人は気を付けましょう

4.文体は困ったら常体にしよう

文体には2種類あります。

語尾が「だ・である」の常体と「です・ます」の敬体がですね。

感想レポートでは、状況にもよりますが、敬体を使っても問題ないと思います。

ただの講演の感想であれば、不自然でもないかと。

とはいえ、「敬体にするのが不安・・・」という方は、無難に常体にしておきましょう。

【まとめ】感想レポートは主張、理由、具体例で余裕です

今回のまとめです。

 感想レポートの構成5つ

  1. 講義の概要
  2. 主張(印象に残ったこと)
  3. 理由
  4. 具体例
  5. 今後の意気込み

 感想レポートの書き方4ステップ

  • 印象に残ったことを書き出す
  • 理由を説明できそうなものを選択して書く
  • 具体例で肉付け
  • 実際にレポートを書いていく

主張、理由、具体例を守れば、感想レポートはわりと余裕です。

文章量も増やせて便利なので、ぜひ覚えていってください。

なお、「書いたレポートの意見がほしい・・・」という方は、XでDMを送ってもらえば改善点をいいます。(もちろん、お金なんてとりません)

私は文系なので専門的な分野は困りますけど、感想レポートぐらいだったらお手伝いできるかなと。

ミジンコよりは役に立ちます。

それでは今回は以上です。読んでくれてありがとう!

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