
人間関係とか仕事とかストレスが多すぎる…。常に何かに追われてる気がして全然休んだ気がしないです。最近、何にも手がつかなくて無気力な感じがする。仕事もプライベートも全然充実してないし、自分って生きてる意味あるのかな。
こんなあなたに読んでほしい本です。
ストレスフリーとは、ストレスに上手に対処できている状態

ストレスフリーってストレスが全くない状態ってこと?そんな人いるの?

いや、そうではない。そもそもストレスは完全にゼロにすることはできないし、ゼロにすべきではないんだ

へえ?じゃあ、どういう状態なわけさ?

ストレスフリーとは、ストレスを感じても、それをため込まずにきっちり解消できている状態のことなんだ。ストレスという牛をしなやかに受け流しているみたいな感じだな。


なるほど。じゃあ、この本はストレスをなくす方法ではなく、上手に対処する方法を教えてくれるわけだね。

ざっくりだが、そんな理解でOKだ。
不安を取り除くには行動しかない

ストレスといえば俺いっぱいあるんだよ…。バイトの先輩がウザかったり、ミスしまくりだったり。最近それにずっと悩んでるんだ。

ふむ、そういうときは頭の中だけで考えるのは逆効果だ。不安は何もしないと増大し、行動を起こすと減少する。不安や悩みは行動に置き換えて考えるのが大事なんだ。

行動に置き換える?

悩む→対処法を知る→実践する、といったプロセスに落とし込むんだ。


なるほど。悩みの種を行動で解消していくというわけか。

その通りだ。自分の悩みを深く知るには第三者の視点で悩みを紙に書き出すことが効果的だ。お悩み相談みたいな感じだな。


おお、すごい!頭の中が整理されて、どんな風に対処していけばいいかわかった気がするよ!意外と大した悩みでもなかったかも。

第三者視点で紙に書くことで悩みを客観視できる。悩み事で頭がいっぱいになったら、まずは紙に書き出してみるのもアリだな。
生活習慣を整えるのが近道

メンタルの調子を整えるのに最も効果的な方法は、「規則正しい生活」。これに尽きるな。

え~、そんなのつまらないよ。もっと画期的な方法を教えてよ。

そんなものはないぞ。実はこれがメンタル疾患を予防する最も近道なんだ。著者は本書の冒頭で「規則正しい生活に勝るものはない」と断言している。

はえ~、そうなのか。でも具体的に何が規則正しい生活習慣なの?

本書には下記のようにまとめられているから、参考にしてくれ。

【人間関係】信頼できる仲間の作り方

先生、俺友達少ないんだよね…。なんか薄っぺらい関係しかできないというか。もっと心から信頼できる仲間がほしいよ!

お前みたいな悩みを持つ人は多いだろう。実際、2020年のある調査では「心から信頼できる人がいない」と答えた人は29.8%と3割近くもいたんだ。


俺と同じように悩んでいる人って意外に多いんだね。じゃあ、どうやったら信頼できる人ができるの?

信頼関係を構築するためには5つのステップが重要になってくる。それは警戒・疑心・理解・共感・信頼だ。


このうちのどれかをすっ飛ばすと、信頼関係は築けないってことかあ…。

そう落ち込むな。信頼関係を構築するには時間がかかるんだ。だからゼミに入ったばかりでも馴染めなくても当然さ。

うう、先生が珍しく優しいよお…。
【メンタル】自分の性格を変えたいときは?

先生、俺こんな暗―い性格じゃだめだと思うんだ。もっと明るくなって、みんなにチヤホヤされる人生を送りたい!性格を変える方法ってないの?

3年ぐらい頑張って矯正すれば性格は変えられる。しかし、そんな長期間取り組むのは現実的ではないし、精神的にもこたえるだろう。

うう、確かに…。じゃあ、どうすればこの内気な性格を変えられるの?

そういうときは性格ではなく、行動を変えてみよう。例えば、自分から挨拶するとか、ゼミでは積極的に挙手をするとかだな。


おお!たしかに外向的な性格にはできなくても、具体的な行動だったら改善できるかもな。

内向的な人でも笑顔で挨拶することなら心がけられるだろう。行動を続ければ、他者からの印象はガラッと変わるはずだ。
【まとめ】ストレスフリーになるためには行動が大切

今回のまとめに入ろう

不安は具体的な行動に置き換えて考えてみる、っていうのは参考になったな。たしかに悩んでいても解決しないしね。

本書ではほかにも、人生におけるあらゆる悩みを「ToDo」を示して解説している。すべて実践すればストレスフリーになること間違いなしだ。

実際に取るべき行動まで教えてくれるからありがたいよね。

というわけで、今回の講義は以上だ。

先生、今日もありがとう!
・今回解説した本