簿記2級の資格を取りたい!
だけどホントに効率的な勉強方法がわからない!
ネットに情報が多すぎてどれを信じたらいいの?
こんな悩みを解消します!
結論から述べますと、以下の4ステップで簿記2級に受かることができます。
ネットに情報多すぎですよね。調べてもみんな違うこと書いてたり、結局どのテキストが良いのかわからなかったり……
私は非効率なやり方でに勉強してしまい、合格までかなり遠回りをしてしまった苦い思い出があります(笑)
今回はそんな失敗を通して気付いた、超効率的な勉強方法を教えます。この勉強方法が最も効率的かつ身につきやすい勉強方法だと確信しています。
使用するテキスト、取得までの期間、勉強手順までイチから丁寧に解説!これを読み終わったらすぐに勉強に取りかかれます!
それでは本編スタートだ
ステップ1:テキスト・問題集を買おう
テキストなに使えばいいんだよ……
多すぎてもうわからん…
ネットにはいろいろなテキストが紹介してあって、結局どれがいいのかわかりませんよね。
というわけで、今回はテキストは2種類、問題集は1種類だけピックアップ。もうどれを使えばいいかわからない人は、2つのどっちかから選んでください。正直、テキスト選びに時間をかけるのはもったいないですからね。
テキストを買うときの注意点
テキストを買うときに注意してほしいことがあります。それは日商簿記2級には商業と工業の2つの分野があるということです。
試験範囲は商業から3問、工業から2問出題されるという問題構成となっています。したがって、テキストも商業と工業の2分野買わないといけません。うっかり、商業だけしか買っていない!というミスには注意をしてください。
TAC出版「みんなが欲しかった!簿記の教科書」
1つ目はTAC出版の「みんなが欲しかった!」シリーズです。TACは資格講座などを取り扱う大手ですね。もしかしたら聞いたことがある人もいるかしれません。
こちらのシリーズは、私が実際につかって合格したものです。ですから、自信をもってオススメできます。
カラーイラストが多く、言い回しの表現もかなりくだけているので理解がしやすいです。取っつきやすさでいえば、個人的にピカイチだと思っています。
また、購入特典が充実しているのは、大手出版社ならではですね。仕訳のWebアプリやネット模擬試験が付いてくるのは魅力的。私も何度も活用して試験に臨みました。
私が実際につかって合格したということもあり、かなりオススメできる教科書ですよ。
「パブロフ流でみんな合格」よせだあつこ著
オススメのテキスト2つ目は、「パブロフ流でみんな合格」シリーズです。
このテキストの最大の特徴は、犬のパブロフ君と会計士のお兄さんの掛け合いによる、4コマ漫画です!思わずクスっと笑ってしまい、早く次の章に進みたくなってしまうテキストですよ。
また、著者が運営している「パブロフ簿記」もこのテキストをおすすめする理由の1つです。
試験情報や合格のコツまで、簿記に関する悩みを徹底的に解消してくれます!YouTubeでは解法を実際に書きながら解説しています。テキストに関する質問はブログで著者が答えてくれるので、着実に理解ができるでしょう。
著者のブログは、もちろん誰でも閲覧できます。
独学で詰まったときに覗いてみてください。
私は何度もお世話になりました。
テキストの内容をブログと動画で解説するなど、アフターフォローが手厚いのが「パブロフ流」です。
TAC出版「合格するための本試験問題集」
問題集はこれ1冊で大丈夫。あれこれ悩む必要はないです。
こちらは過去問ではなく、予想問題集となっています。模擬試験が12回分収録されており、これらをすべてやれば試験範囲を網羅することができます。
こちらの問題集が最もオススメな理由は、実際のネット試験画面で模試を受けることができる特典がついていることです。
ネット試験を受けたことがない人は、パソコンでの試験に慣れておくことを強くオススメします。紙で受けるのとパソコンで操作するのでは、感覚が全く違いますからね。
この問題集を3周ほどすれば、応用問題にも対応する力が身につくと思います。
合格するための本試験問題集 日商簿記2級 2023年AW対策 [ TAC株式会社(簿記検定講座) ]ちなみに、過去問はネットに出回っていないです。2021年度から問題用紙の持ち帰りが禁止され、ネット試験でも出題された問題は公開されていません。
しかし、予想問題集でも十分対策できるので安心してくださいね。
ステップ2:ネット試験を予約しよう
え?まだ勉強すら始めてないよ?
正気か?
いやいや、大丈夫。私は正気です。勉強を始める前にネット試験日の予約をしましょう。なぜならば、以下の2点の理由があるからですね。
- 土日の枠はすぐに埋まってしまうから
- 勉強ペースを維持することができるから
具体的には、4か月後の空いている日に予約してください。
軽く説明していきます。
土日の枠はすぐに埋まってしまうから
土日しか空いていない社会人や多忙な方は、あらかじめ土日に枠を取っておいたほうが良いですよ。なぜならば、直近の土日の枠はすぐに埋まる可能性が高いからです。
試しにネット試験を予約画面を見に行ってみてください。会場は近くのものを選んでください。直近の土日の枠は埋まっていると思います。↓下のリンクから日本商工会議所の予約画面に飛べます。
https://links.kentei.ne.jp/organization
どうですか?やっぱり土日の枠は埋まっていたでしょう?
勉強をしても受験ができなかったら本末転倒なので、先に予約することをおすすめします。
3~4か月後がおすすめのタイミングです。なぜなら、簿記2級の学習期間が約4か月といわれているからです。実際に、私もちょうど4か月ぐらいかかりました。
勉強のペースを維持することができるから
あらかじめ予約することで、勉強のペースを管理することができます。
↓こんな経験誰しもありますよね?
まあ明日から勉強すればいいよな~
あっはっは!
先に予約しておくことでこういったことが防げます。
受験日が近づくことで無理にでも勉強しようという気持ちになるはずです。受験日の予約は4か月後がおすすめです。
例えば、テキストを買った日付が4月1日ならば、7月の下旬か8月の上旬に予約しましょう。
ちなみにですが、予約のキャンセルにはキャンセル料金がかかります。ですから、受験日が近づいてからキャンセルするなんてことは、お金がもったいないので諦めてちゃんと受験してくださいね。
ステップ3:超効率的な勉強法を実践する
さあ、勉強する準備は整いました!早速勉強を始めましょう。超効率的な勉強方法は3つのステップにわけることができます。
各項目のペース配分は?
先に勉強のおすすめペース配分を紹介しておきます。4か月間を目安にした例です。
- 1か月:商業テキスト1周
- 1か月:工業テキスト1周
- 1か月:商業・工業テキスト2周目
- 1か月:問題集
合計で4か月です。
最後の1か月はひたすら問題演習に時間を使うべきだと思います。3か月間で知識をインプットし、残り1か月でアウトプットにいそしむ寸法です。
①テキストを1周ずつやる
まずは商業・工業のテキストを1周ずつ行うことから始めましょう。
決まりはありませんが、商業から始めることをおすすめします。なぜなら、3級の知識を忘れないうちに取り組めるからです。特別な理由がなければ、商業簿記から始めましょう。
テキスト1周目で大切なことは、テキストのわからない内容を残さないことです。確認問題は教科書を読みながら解けるようなレベルでOK。しかし、テキストの内容のわからない部分は全て解消することを意識してください。
1周目で問題を完璧に解けるようになる必要はないよ。
ただ、テキスト内容は曖昧な理解で進まないようにしよう。
②テキスト2周目をやる
テキスト2周目では知識の定着を目指します。テキスト2周目では、まずテキストを読まずに確認問題を解き、わからなかったらテキストを確認してください。
確認問題⇒テキスト⇒確認問題
この流れを意識して、2周目は取り組んでください。
これを繰り返すことにより1周目の知識を思い出しながら、問題を解くことができます。ぜひ1周目を思い出しながら取り組むようにしてください。
③問題集に取り組む
残り1か月はひたすら問題集に打ち込みましょう。これまでの3か月間でインプットした知識をアウトプットするのがここでの目的です。
まずやるべきことは模擬ネット試験を行うことです。問題集の購入特典として付属しているはずなので、それを行ってください。本番の試験と同じように時間も意識してくださいね。
結果はおそらくボロボロで打ちのめされた気分になると思います。安心してくれ。それで大丈夫。
大切なのは復習なんだ。
模擬試験⇒復習⇒次の模擬試験⇒復習
この流れがめちゃ大切。12回分の模試をやっていれば、嫌でも問題の傾向とコツはつかめます。だから復習が何よりも大事なんだ。
すべての模擬ネット試験が終わったら、今度は紙の模試にも挑戦しよう。とにかく、いろいろな問題のパターンになれることが必要。復習も忘れずに行おう。
ステップ4:試験に臨む
正直、ここまで勉強してきたならある程度の問題の傾向は理解しているはず。12回分の模試を何回もこなしたあなたなら大丈夫。
しかし、試験に臨むのはやはり緊張するし、不安もある。そこで少しでも不安を和らげるために試験直前に対策すべき3つのことを解説していくよ。
3つとはこれだ!
- 前日は模擬ネット試験だけやる
- 仕訳問題の解き直し
- 工業簿記の解き直し
軽く説明していくよ。
前日は模擬ネット試験だけやる
試験の前日は必ず、模擬ネット試験をやっておこう。
実際に試験を受けると驚くが、模擬ネット試験の画面はホントにまんまそっくりなんだ。だから、前日には模擬ネット試験だけに絞って操作感に慣れて置こう。
仕訳問題の解き直し
簿記で落としてはいけないのはやはり、仕訳問題。配点も高いからできれば1問も落としたくない。
直前対策としておすすめなのは、模試の仕訳問題だけをやることだよ。模試の仕訳問題は難易度も高くて、本番の対策としてはうってつけなんだ。仕訳問題だけなら、大して時間もかからない。
試験当日、「時間はあまりないけど、何かやっておきたい!」ってときにぜひやってみてほしい。
工業簿記の解き直し
簿記2級を攻略するに当たって、工業簿記でいかに点数が取れるかが重要になってくる。逆に工業簿記さえ取っておけば、商業の方は部分点狙いでも十分合格を狙えるよ。
直前対策としておすすめなのは、模試の工業簿記の範囲である「第4問」「第5問」だけを解くことだよ。
試験当日、時間がないなら解き方だけでもおさらいしてほしい。工業簿記は1問落としてしまうと、その後の問題も連鎖的に落としてしまう構成になっている。工業簿記は得点源だから、1問いちもん確実に取っていこう。
番外編:よくある3つの質問に答えてみた
- Q1日どれくらい勉強したらいい?
- A
大学生なら1日2~3時間くらいやってほしい。社会人でも1~2時間はほしいな。4か月間で受かるならこれぐらいの勉強量は必要かも
- Qなんで4か月間?
- A
だいたい4~6か月間あれば受かるとされています。でも半年も同じこと勉強するのって結構ツライ。だから最速の4か月にしました。
- Qなんでネット試験なの?
- A
合格率が紙とネットでは全然違うからです。紙試験の合格率は30%以下が多いですが、ネット試験では約40%を推移しています。だからネット試験が断然おすすめです。
まとめ:今すぐ勉強に取りかかろう!
簿記2級に受かるためには4ステップありました。
超効率的な勉強方法は3つのステップでしたね。
ここまで読んだ人は早速勉強を始めてください!今回は以上です。
読んでくれてありがとう!
今回紹介したテキストと問題集です。テキストを何買えばいいかわからない人はこの2つから選んでくださいね。
みんなが欲しかった! 簿記の教科書 日商2級
パブロフ流でみんな合格 日商簿記2級
合格するための本試験問題集 日商簿記 2級