ゲームレビューブログを始めようと思っています。しかし、レビューなんて書いたことないからどうやって書けばいいのかサッパリ…。ゲームレビューの書き方を教えてください。
このような悩みを解決していきます。
この記事でわかること結論、ゲームレビューは「評価」「概要」「感想」「まとめ」だけで書ける。
上記の通り。
この構成で書けば、「自分でも何について書いているかわからない…。」という状況を回避できますよ。
といいつつ、僕が初期に書いたレビュー記事は、小学生の読書感想文にも及ばないひどいものでした。「とても驚きました。」を連呼していて、人様に見せられるものではなかったです。
そんな苦い経験をした僕が、たったの4構成で書けるゲームレビューの書き方を解説していきます。
ゲームレビューの中でも最も書くのが難しい「感想」の書き方についても、もちろん言及しています。
ぜひ最後まで見ていってくださいね。
下の記事は僕が書いたゲームレビューです。今回紹介する構成で書いてあるので、参考になると思います。↓
それじゃあレッツゴー!
レビューの構成はたった4つでOK
繰り返しですが、レビューの構成は下記の4つだけでOKです。
- 評価
- 概要
- 感想
- まとめ
上記の通り。これだけで大丈夫です。それでは順番に解説していきます。
『評価』の書き方
ここでは、ゲームの評価を一言でスパッといいます。「良作」なのか「凡作」なのか、はたまた「傑作」だったのか。
最初に評価を書く理由は、読者を安心させるためです。結局、読者はそのゲームが面白いのか、つまらないのかを知りたがっています。
評価を書いたら、なぜその評価になったのかを一言でコメントします。ここは長ったらしくないほうがキレイです。
以下が例です。
「グラフィックが粗いですが、ストーリーの完成度が高いです」
みたいな感じ。ここであんまりアツく語りすぎると、読むのがしんどくなるので、さらっとでOKです。
『概要』の書き方
ここでは、ゲームの基本情報を記載します。書くことは以下の2つです。
- ゲームのスペック
- どんなゲームか?
そのゲームのジャンル、プレイできる機種、発売年、販売元の情報を記載します。どこまで詳細な情報を載せるかはあなたの自由です。
しかし、そこまで多くの情報を載せる必要はないと考えています。なぜなら、読者はゲームの感想をメインに知りたいからです。
基本情報なら、僕たちのブログよりウィキペディアを見たほうがずっと詳細にまとめてありますしね。ということで、僕は上記の4つしか書いていません。
どんなゲームか?ここでは、ゲームのプチ情報を記載します。
例えば、「あのゲームのスタッフ陣が制作に関わった」とか「シリーズ○部作目」とかです。ここも多く書かなくて大丈夫です。
これに加えて、僕はゲームのあらすじを3行ほどで書いています。あらすじを書く理由は、事前情報を書いておいて、読者にスムーズに感想を伝えるためです。
『感想』の書き方
ここでは、あなたの感じたゲームの魅力や不満点を書いていきましょう。
とはいっても、感想書くの苦手なんだよな…。いつも文がぐちゃぐちゃになっちゃうし、そもそも何を書けばいいのかわからないや…。
正直、感想ってレビューの中で1番難しいパートです。僕もいまだに感想を書くのは上手くありませんが、いくぶんかまともになりました。
僕と同じく感想文が苦手な方は、以下の4ステップを実践してみてください。
- まずゲームの感想をひたすら箇条書きする
- 誰に向けて書くのかを決める
- 箇条書きしたものを厳選する
- 主張・理由・事実の3つを意識して書く
まずゲームの感想をひたすら箇条書きする
まず、ペンでもパソコンでもいいので、ひたすら感想を箇条書きしてみてください。文章で書く必要はありません。
例えば、下記のような感じ。
- ダンジョンのギミックが嫌い。やることが同じでダルい。
- ストーリーが良い。主人公の力が覚醒する場面がアツい。
- 3Dモデルが拙い。これだったら2Dでよかったと思う。
コツは、「感想+理由or意見」を書くことです。
ギミックが嫌い なぜ?→やることが同じでダルい
上記のような感じで、自分がそう感じた理由も書いてください。きれいな文章である必要はないです。
誰に向けて書くのかを決める
次に、誰に向けてレビューを届けるのかを決めましょう。とはいえ、考えることは「未プレイ向けか、プレイ済み向けか」という2つだけでOKです。
未プレイ読者向けネタバレなしで作品の魅力やゲームシステムを伝えることが中心の記事
プレイ済み読者向けネタバレ前提で作品の良い点・悪い点、ストーリーの考察などを共有する記事
上記のような違いがあります。
最初にどちらの読者向けなのかを決めると、感想が書きやすいですよ。
箇条書きしたものを厳選する
次に、箇条書きを厳選するステップです。1ステップ目で感想を箇条書きでたくさん書いたはず。それを対象読者向けの内容だけ抽出します。
例えば、下記の箇条書きはどちらが未プレイ向けか、プレイ済み向けでしょうか。
前者がプレイ済み読者、後者が未プレイ読者向けですね。ストーリーのオチに言及している前者は、未プレイ読者へのネタバレになってしまいますから。
重要度の低い「感想」を捨てようしかし、対象読者向けに絞っただけではまだ足りません。感想を語るうえで大切なことは、だらだら書かずにホントに印象に残った数点だけを書くことです。些末なことに言及している感想も思いきって捨てましょう。
コツは、「この感想を書かなくても、魅力は伝わるか?」という視点。例えば、『ペルソナ5R』という作品では下記の感想は正直いらないです。
- 主人公たちの服装が毎回同じ。ありえない。
- 「カレー」を回復アイテムとして持ち歩くことは不可能だろ。
上記の感想は、『ペルソナ5R』の魅力を伝えるうえで必要のないし、どうでもいいことです。これはもちろん、レビューするゲームによって重要度の高いものは違ってきます。
ですから、「この感想を書かなくても、魅力は伝わるか?」という視点で感想を捨てていくことが大切です。
上記のような感じで、箇条書きした感想を厳選していきます。厳選したものを、最後のステップで肉付けしていくのです。
主張・理由・事実の3つを意識して書く
ここからやっと感想を書いていきます。感想を簡単に書くコツは、主張・理由・例の3要素を意識することです。
主張ってなんだよ。別に伝えたいことなんてないよ…。
いえ、そんな大がかりなものである必要はありません。
というか、実はあなたはすでに主張を書き出しています。そう、1ステップ目の「感想+理由」のことです。
主張:ダンジョンのギミックが嫌い
理由:やることが同じでダルい
こんな感じです。これに「例」を加えていきます。「例」というのは、実例や具体例のことです。
主張:ダンジョンのギミックが嫌い
理由:やることが同じでダルい
事実:実際、4ステージ目のギミックはボタンを順番に押すだけだった
上記のように、実際に嫌いだと感じた場面を書くとGood。文章にすると以下のようになります。
私はダンジョンのギミックが嫌いでした(主張)。というのも、やることがワンパターンでだるくなってくるからです(理由)。実際、4ステージ目のギミックはボタンを順番に押していくだけ、というものでした(例)。この程度なら、ギミックを廃止してもよいのではないかと考えてしましました。
どうですか?なんかそれっぽくないですか?
1つの主張を、理由と具体例で補強しているという感覚。コツは、主張を最初に言っておくことですね。そうすれば、文章が右往左往することもなくなります。
以上が感想を書くための4ステップでした。
『まとめ』の書き方
このパートでは、その名の通り全体のまとめを書いていきます。僕が『まとめ』に書いていることは以下の2つ。
- ゲーム内容のおさらい、ゲームジャンル
- 一口コメント
例えば、「カップヘッド」というゲームなら、こんなまとめを書きました。
→CUPHEAD(カップヘッド)レビュー・評価
(ゲーム内容のおさらい、ゲームジャンル)
『カップヘッド』は、パリィという独自要素がある2Dアクションシューティングゲームです。
(一口コメント)
カートゥーンっぽい絵柄やジャズテイストのBGMが凝っており、製作側の遊び心を感じるような作品でした。難易度も高めなので、サクッと終わらせるはずがドップリ時間をかけて遊んでしまいました。
上記の通り。僕が意識していることは、『まとめ』は冗長にしないということです。
というのも、『まとめ』はあくまで、記事内容のおさらいをするパートだと考えているからです。まとめは、シンプルに短くを意識しましょう。
【まとめ】ゲームレビューの構成は4つ!
今回は、ゲームレビューの書き方について解説していきました。
「感想」を書くための4ステップ- まずゲームの感想をひたすら箇条書きする
- 誰に向けて書くのかを決める
- 箇条書きしたものを厳選する
- 主張・理由・例の3つを意識して書く
ゲームレビューで1番難しいのは、「感想」ですね。
「自分でも何を書いているかわからない!」となる人は、主張・理由・例の3つをまず意識してほしいです。僕もこれで幾分かまともになりましたから。
今回は以上です。読んでくれてありがとう!