・今回紹介する本

最近、頭がボッーとします。
なんだかモヤがかかっているような感じで、全然集中できないんです。
良いアイデアも浮かんでこないし、判断力も落ちている気がします。
どうすればこんな状況を改善できるんだろうか。
こんなあなたにオススメの本です。
脳を変えるための3つの重要なアプローチ


この本には脳を変える、という表現が頻出しているよね。
脳を変えるって具体的に何をすることなの?

脳を変えるとは、主に下記の3つのアプローチを取ることなんだ
- ニューロン新生を促す
- 血液の巡りをよくする
- 交感神経を鎮める

なるほど、この3つの改善によって脳は変わっていくのか。

本書で解説されている方法は、上記のどれかに当てはまるということだな。
脳を変える方法を3つだけ紹介

ここからは脳を変えるための具体的な方法を3つだけ紹介しよう
- 水分補給(血流の改善)
- サプリメントの摂取(血流、認知機能向上)
- 瞑想(交感神経を鎮める)
水分補給(血流の改善)


水分補給?それがどう脳のパフォーマンスに関わるのさ。

適切な水分摂取は血液の巡りを改善し、脳機能の向上につながる。
体内の水分が足りないと下記のような症状が現れ始める

ヒエ…。
体重の2%脱水しただけで結構深刻な症状が出るんだね。

その通り。
本書では、アメリカ人の4分の3は慢性的な水分不足にあるとも紹介されている。
つまり、多くの人々が水分不足によって脳のパフォーマンスが低下してしまっているんだ。
どれくらい飲むべき?

水分の必要量は活動レベルが低い人だと 2.3〜2.5 L/日程度、
生活活動レベルが高い人で 3.3〜3.5 L/日程度と推定されている。1

思ったよりも多いね。

しかし、これには食事から摂取している水分も含まれているため、
水分補給で摂取すべき量は大体1.5L程度だといわれている。

1日に1.5Lかあ。俺は全然飲めてないや。
水分が足りているか判断する方法

自分がちゃんと水分を摂れているか確認する方法ってあるの?

あるぞ。それには自分の尿の色を確認するのが最も簡単だ。

うおお、さっき確認したら俺は濃い黄金色だったよ。
先生も見てみる?

やめろ、HENTAI!
サプリメントの摂取(血流、認知機能向上)


サプリってなんだか怪しいイメージがあるよ。
飲むだけで痩せれます!みたいな。

たしかにそういう効果を示す根拠がないサプリがあるのも事実。
しかし、適切なサプリを摂ることは、食事から摂取できていない栄養を補うことができて効果的なんだ。
サプリメントを飲むメリット

著者はプロのアメフト選手を対象に特定のサプリを飲ませて、認知機能が向上するかを調べた。彼らはスポーツの特性上、頭部に強い衝撃が加わり、脳にダメージを負っている人がほとんどなのだ。

へえ、サプリを飲むだけで認知機能は向上するのか
誰もが摂るべき栄養成分6つ

サプリのすごさはわかったけど、何を飲めばいいの?

ふむ、本書では、「先発オールスター」と称して、
誰もが摂るべき栄養成分を6つ取り上げているぞ
- オメガ3脂肪酸
- マルチビタミン
- プロバイオティクス
- ビタミンD
- 液体タイプの微量ミネラル
- クルクミン

ふむふむ、6つもあるのか。こりゃ多いな。

上記のサプリを飲むべき理由については本書を読むか各自で調べてほしい。
瞑想(交感神経を鎮める)


瞑想だって?なんかまた怪しいワードが出てきたぞ?

まあ待て、瞑想にはストレスを軽減して交感神経を鎮める作用があるんだ。

そうなの?

慢性的なストレスはニューロンを破壊し、認知機能を損なう。
そんなストレスを軽減するための1つの方法として瞑想はおすすめなんだ
瞑想のメリット

継続的な瞑想は想像以上のメリットをもたらす。
メリットの一部を紹介しよう

うへ~、メリットだらけじゃんか。

ほら、瞑想やりたくなっただろ?
瞑想のやり方

そこまでメリットがあるならやらない手はないね。
瞑想ってあぐらをかいて目をつぶればいいの?

それは名古屋には名古屋城しか観光地がないといっているのと同じくらい偏見だ。
瞑想の定義は広く、やり方も流派によって異なる。

あら、そうだったの。
(でも名古屋には名古屋城しかない気が…。)

今回は本書で紹介されている瞑想の方法を簡単に紹介するぞ。
なんとたったの3ステップだ。
- 何にも邪魔されない静かな空間に移動
- 5分から20分間、目を閉じて座る
- ゆっくり息を吸ったり吐いたりし、自分の呼吸に意識を集中させる

先生、俺1分でギブだよ。
5分なんてとてもじゃないけど無理ぽ。

まあ初めのうちは苦痛かもしれない。
けど何度かやっているうちにもっと続けたいと思えるぞ。

え~、そうなの?もう少し頑張るかあ。
習慣を継続するための3つの方法


よーし、それじゃあこれから毎日水分をたくさん摂って、必要なサプリも摂取して、瞑想を20分頑張るぞ~!まあ、明日からでいいか。

おい!それ絶対1日もやらないやつだろ!
仕方ない、そんなお前に習慣を継続するための方法を一部解説しよう。
- 小さく始める
- 記録する
- 楽しんで行う
小さく始める

初心者が瞑想をいきなり毎日20分間続けるのはまず不可能だろう。
1限の講義に寝坊せず出席するぐらい不可能だ。

それは確かに無謀すぎるな

こういうのは段階的に、小さく始めよう。
例えば毎日5分だけやってみるとかな。
なんなら3分でも1分でもいい。

まあ、1分だけならなんとかできるかもな。

いきなり今までの習慣を変えることは難しい。
1週間ずつ新しい変化を取り入れるようにするといいぞ。
記録する

自分の日々の習慣を記録すると目標を達成しやすいぞ。
ダイエット中なら摂取カロリーの記録だし、
ランニングなら走った距離の記録だな。

へえ、なんで記録すると目標を達成しやすいの?

それはすぐにフィードバックが得られるからだな。
記録をもとにその場で微調整ができる。

ははん、記録かあ。
読書量とか、瞑想した時間とか記録しておくのはアリかもなあ。
楽しんで行う

まあでも1番は楽しみながらやること、これに尽きるな。
目標を達成したらプチ旅行に行けるとか、健康的なご褒美を自分にあげるんだ。
あとは友達や家族と一緒に取り組むのもおすすめだな。

先生、ワガハイ友達がいないであります!

よし、貴様には義務教育のやり直しを命じるぞ!なきむし一兵卒!

ひどいや、先生…。
【まとめ】脳は何歳からでも変えられる!


それでは今回のまとめに入ろう
脳を変えるための3つのアプローチ
- ニューロン新生を促す
- 血液の巡りをよくする
- 交感神経を鎮める
今回紹介した脳を変える3つの方法
- 水分補給(血流の改善)
- サプリメントの摂取(血流、認知機能向上)
- 瞑想(交感神経を鎮める)
習慣を継続するための3つの方法
- 小さく始める
- 記録する
- 楽しんで行う

水分補給が脳の機能に関わっているとは思わなかったよ。
こまめに水分を摂るようにするかな

今回紹介したほかにも、本書では脳のパフォーマンスを向上させる食事や運動も取り上げている。
すべて実例と改善する仕組みまで解説しているから、エビデンス大好きマンも納得できる一冊だ。

あら、脳を変える食事って気になるわね。試しに読んでみようかしら。

それでは今回の講義は以上だ。

先生、今日もありがとう!
・今回紹介した本
- 公益財団法人長寿科学振興財団、「水は1日どれくらい飲めば良いか」、(閲覧日2024/12/30) ↩︎